2017/04/29 民進党・蓮舫代表は、民進党の支持母体、連合のメーデー中央大会に出席しました。
蓮舫代表が進める共産党との選挙協力や、次期衆院選の公約に「2030年原発ゼロ」を盛り込もうとしたことに、連合は強く反発しました。
蓮舫代表は「原発ゼロ」を取り下げざるを得なくなりましたが、連合との溝はまだ埋まっていないと言われています。
そんな連合に対して蓮舫代表、必死のアピールです。
しかし、共産党との選挙協力はまだ継続中なので、どこか二枚舌な印象があります。
この日は、小池百合子東京都知事も招かれていました。
都議会民進党は、小池氏の「都民ファーストの会」と選挙協力することができませんでした。抱きつく民心を都民ファーストが振りほどいた形です。
一方都民ファーストは、連合の地方組織である連合東京と、都議選の政策合意を結んでいます。
蓮舫代表としてはさらにハシゴを外された状態で、アピールにも切実さがこもります。
05/01には民進党の都議が、またもや離党届を出しました。これで16人目になるそうです。
もう都議会民進党、崩壊です。泥舟から逃げ出したいのは、わかります。
でも、苦しいときに逃げ出す人物を、人は評価しないものです。
落選したら元も子もないのですから、この状況でなお民進党にとどまるのは勇気がいるでしょう。しかし、主義も主張もかなぐり捨てて都民ファーストの会に逃げ込むよりは、誇り高い態度といえます。
誇りだけでメシは食えません。綺麗事の通用しない勝負の世界に、甘っちょろい理想を掲げても、鼻で笑われるだけです。民進党を見限ってでも、自分だけは生き残りたい。そして都民ファーストに駆け込みます。
都民ファーストには、そんな民進崩れの候補を受け入れる、節操のなさがあります。
小池氏に有利に吹く風に乗って、都民ファーストはかなりの議席を得るでしょう。元民進の候補もその恩恵を受けるでしょう。
しかし、風は永遠に吹き続けるものではありません。風が止んだとき、都民ファーストの胡散臭さが、きっと表に現れてきます。
民進党は支持できませんが、民進党を抜け出して都民ファーストにつく人はさらに支持できません。
と、いうことですね。
都議選は民進党大敗、蓮舫代表辞任、これは確実です。いくら連合にアピールしたところで無駄です。蓮舫さんはそろそろ、次の人への引き継ぎ準備に入るべきです。