2017/05/17の衆議院厚生労働委員会において、民進党・大西健介議員は、美容外科の広告についての質疑の中で、明らかに「高須クリニック」のものであるCMを例に取り上げ、その内容を「陳腐」であると発言しました。
この発言は、エステの客を言葉巧みに言いくるめ、エステが提携する美容外科へ送り込み、過剰な、もしくは高額な施術を受けさせる悪徳業者について質した中で出てきたものです。
その発言を受けて「高須クリニック」高須克弥院長は「高須クリニックはぼったくりはしない」とブログ中で強く反発し、19日にも民進党・大西健介議員と、さらに党の責任者である蓮舫代表を名誉毀損で提訴することを明らかにしました。
大西議員の発言の中では、他に2つのCMが例に挙げられて、同じく「陳腐」とされていました。それらCMは、厳しい規制の中で作られたもので、表示が許される部分が極端に少ないものです。
内容が陳腐かどうかは見る人の主観に委ねられるもので、そう思う人も、思わない人もいるでしょう。
ただ、高須院長が問題にするのはCMが陳腐かどうか、ということではなく、高須クリニックが悪徳クリニックと同列に語られた部分にあります。
高須クリニックは40年間料金を変えずに診療を続けているということです。大西議員に当人を貶める意図があったかどうかはわかりませんが、不用意な発言であったことは否めません。