【東京都議選・日本維新の会】松井一郎代表、第一声「報酬カット、身を切る改革」柳ヶ瀬裕文候補の応援演説 2017/06/23

2017/06/23 日本維新の会・松井一郎代表は、大田区JR蒲田駅東口で東京都議選の第一声をあげました。

大田区の現職、柳ケ瀬裕文候補の応援演説です。松井代表は都民ファーストの会や民進党への批判を織り交ぜながら、大阪での改革の実績を強調し、東京都議会改革への実行力に、説得力を持たせました。

柳ヶ瀬候補に続いて町田市の海老沢由紀候補の応援にも。

この後も足立区の鈴木勝博候補の応援を行っています。

松井代表の演説の趣旨を箇条書きしてみます。

○基本理念
・既得権益打破、税の無駄遣いを許さない
・政治家の身分が良すぎる。その身分を変え、税金の使い方を変える
○大阪での実績
・役所改革からスタート。メタボ体質から筋肉質へ
・府知事報酬3割カット、知事退職金なし、議員報酬3割カット、議員定数21削減。自らの身を切らないと役人はついてこない
・公営住宅の維持管理を民間委託。年間10億円の節約
・公用車廃止
・天下り根絶
・半年で1100億円の収支改善
・11年連続の赤字から10年連続の黒字へ
・行財政改革で生まれた財源200億円で6年前から公立・私立高校の無償化実現
・しがらみがあると改革はできない。維新は各種団体からの支援は受けない
○国会議員について
・国民から復興税が徴収され続けている中、国会議員報酬2割カットはすでに行われていない。しかし日本維新の会の国会議員は自主的に報酬の2割を集め、福島や熊本、鳥取などの被災地に届けている。自民は2割カットに反対。民進は賛成であるが、実行していない
・維新の副代表であった渡辺喜美氏は維新では次の選挙が危ないとでも思ったのか、小池知事の都民ファーストへ走った。残念だが除名した
○小池百合子都知事と都民ファーストの会について
・小池都知事の「東京大改革」は否定しないが、中身が見えない
・都民ファーストは寄せ集めの選挙互助会。政策がまとまるはずはなく、改革などできない
・豊洲移転は賛成。築地「食のテーマパーク」は反対。民間でできることに税を投入する必要はない。必ず失敗する

とはいえ、東京都議会に占める維新の議席は、現在柳ケ瀬裕文議員ただ1人。候補者も全員で

○大田区:柳ケ瀬裕文 候補
○町田市:海老沢由紀 候補
○足立区:鈴木勝博 候補
○世田谷区:稗島進 候補

の4名。

維新は大阪では与党ですが、東京ではその他扱いです。今回の選挙でも、現在の1議席を確保するのがやっと、という予測もあります。

今の都民ファーストの勢いの前に、埋没気味と言わざるを得ない維新ではありますが、行財政改革にかける思いを、ぜひ東京都議会でも示して欲しいものです。