民進・階(しな)議員、金田法相を「もうひとつのオウム事件」と暴言 2017/05/09 衆議院本会議

2017/05/09 衆議院本会議で、鈴木淳司衆議院法務委員長の解任決議案が審議されました。趣旨弁明した民進党・階猛(しな たけし)議員はその中で、4月21日の法務委員会で自身が振るった暴力を肯定し、さらに金田勝年法務大臣のことを「もうひとつのオウム事件」と意味不明かつ多くの人々を傷つける暴言を吐きました。

4月21日、階(しな)議員が自民党・土屋正忠議員のヤジに激昂して暴力に及んだその顛末は「階猛(しな たけし)議員、激昂の末暴力をふるう」にまとめましたが、この日も同じく、自分が振るった暴力を肯定しています。

さらに意味がわからないのは、突然金田法務大臣のことを「もうひとつのオウム事件」と発言したことです。

話を聞くと、金田法務大臣の答弁が「おうむ返し」なことと、テロ等準備罪がオウム真理教のような団体を取り締まることから、ふたつをかけたダジャレのようにも思えます。

それにしても解任決議案審議の場でダジャレはないでしょうし、ダジャレであってもオウムを引き合いに出すのは、それこそシャレになりません。

先日は実際に暴力を振るい、この日は言葉の暴力です。これは有形力の行使ならず、無形力の行使には当たらないのでしょうか? それとも名誉毀損の現行犯にも。

絶対にあってはいけない発言です。オウム事件の被害にあって、未だに苦しんでおられる方がいる状況で、この階(しな)議員の発言は、許されていいものではありません

こういう人が国会議員であることが、本気で怖くなってきました。


ちなみに、日本維新の会・足立康史議員のツイート。

「民進党のあほ議員」ですって。


そして、上記民進党・階(しな)議員の弁明の次に、自民党・宮﨑政久議員は解任決議案に反対する討論を行いました。

会議場のライブ感が凄い。


2日後の05/11、衆議院総務委員会で日本維新の会・浦野靖人議員が上の階(しな)議員の趣旨弁明を批判しています。

批判のための批判を繰り返す民進党に対して浦野議員は、

「私たちは何のために質問しているかというと、国民の皆さんのために質問しているわけであって、国会議員が偉いから質問しているわけじゃないんですよね」

というあたりまえのことを、しかし民進党には思いもつかないことを述べてくれました。


さらに05/12、衆議院法務委員会で自民党・赤澤亮正議員の発言。階(しな)議員並びに民進党に対する批判です。

民進党のテロ党準備罪に対する態度や階(しな)議員の発言は、

「都合の悪い資料には目をつぶり、いたずらに国民の誤解や不安を煽る、不誠実かつ無責任な態度」

であると非難しています。


しかし当の本人は蛙の面にナントカで、言いたいこと言ってやった! と満足なようです。

嫌味に人間性が現れているようにも思えます。

自由に発言できるのはいいもんだ、みたいなことを仰っていますが、自由と勝手は同じではありません。

衆議院本会議での趣旨弁明の時だって、延々喋りすぎて大島理森衆議院議長から注意されています。

ここまでで1時間以上喋っています。長すぎるんですよ。まず一般常識を知るべき。人に暴力を振るう自由なんてないことを知るべきでしょう。