【加計学園問題】ブーメラン? 民進党も四国での獣医学部新設を望んでいた〜2016年 高井崇志議員の質問 2016/04/26 衆議院地方創生特別委員会

加計学園問題で、四国愛媛県今治市の国家戦略特区に獣医学部を新設する件について、民進党・高井崇志議員は2016/04/26 衆議院地方創生特別委員会での質問の中でそれを強く望んでいました。

基本的には、獣医師が四国、中国地方に足りていないので、岩盤規制を何とか突破して、四国に獣医学部を作ってくれと政府に要望する、いい内容の質問です。あまりブーメランといって面白がる内容ではないかもしれません。

獣医学部は52年間、既得権益を守るために作られませんでした。昨今話題の加計学園に、ガチガチの「岩盤規制」を突破して獣医学部が新設されたことは、評価されはしても批判されるようなことではありません。手続きに不正があれば別ですが。

今野党が騒いでいるのは「総理のご意向」が不正に働いたとしているからですが、上の動画を見ると「民進党のご意向」でもあったわけで、珍しく与野党を超えて同じ思いを共有しているのに、それを朝日新聞の報道や「怪文書」に踊らされて首相叩きのネタにするのは愚かしいことだなあ、という思いです。

そもそも「岩盤規制」を崩すためなら、首相が圧力をかけるのは良いことで、法律に反していないのなら、ドンドン「総理のご意向」を発揮してほしいくらいです。

民進党の最高顧問であった江田五月前参院議員と加計学園理事長とのつながりもわかっていますし、高井崇志議員は江田五月氏の元秘書です。それは不正でもなんでもないことで、愛媛に獣医学部を作ることに「働きかけ」をしているに過ぎないのです。国会議員の仕事です。

高井議員は加計学院に獣医学部が新設されることになって、さぞかし喜んだことと思います。

民進党には高井議員のように獣医学部新設を歓迎する向きもあれば、絶対に阻止したいと考える勢力もあります。

今「加計学園問題」を追求している玉木雄一郎議員がそれで、玉木議員は日本獣医師連盟から献金を受け取っています。さらに玉木議員の父親と弟は獣医師なのです。

玉木議員が「獣医師をこれ以上増やしたくない」と考える側にいて、規制改革の邪魔をしたい立場にあるのははっきりしています。

また民進党のバラバラさ加減が露わになったわけです。