吉野正芳 新復興相・就任の挨拶 2017/02/27衆参東日本大震災復興特別委員会

今村雅弘復興相の辞任に伴って、新たに就任した吉野正芳・新復興相の挨拶がありました。

まず、衆議院・東日本大震災復興特別委員会での挨拶。この委員会は、今日衆議院で開かれた唯一のものです。

委員会が開かれなかったのは与党が遠慮した形のようで、遠慮しなくても野党が審議拒否したでしょうが、何かことあるごとに審議がつぶれるのもいかがなものかと思います。それはそれ、これはこれで、できないものなのでしょうか?

途中は今までの成果とこれからの課題・目標といった内容で、割愛。

つづいて参議院でも。東日本大震災復興特別委員会。内容は同じです。

同じペーパーなので、当然同じ内容ですね。
どうでもいいことですが、拍手は参議院の方が多いです。人数の差かな?

あと、参議院の方が後のはずですが、2回目のわりに読み方がタドタドしいです。なぜかしら? と思ったら、メガネかけてないからでしょうか? 衆議院ではかけてましたから。


ところで、吉野大臣はどんな人なのでしょう? ネット情報ですが、ちょっとまとめてみました。

生年月日 1948(昭和23)年8月8日生まれ(68歳)
出身地  福島県いわき市
出身校  福島県立磐城高等学校、早稲田大学商学部
1981年 家業の吉野木材株式会社入社
1987年 福島県議会議員
2000年 衆議院議員(福島5区)
2005年 文部科学大臣政務官
2008年 環境副大臣
2011年 自民党環境部会長
2012年 衆議院環境委員長
2013年 自民党地方組織・議員総局長
2014年 衆議院原子力問題調査特別委員長
2016年 衆議院東日本大震災復興特別委員長

現在衆議院議員6期目。福島5区から比例東北ブロックに回ったり、福島3区、突然比例中国ブロックと、選挙区がコロコロ変わって党の思惑の割を食ってきた印象です。それでも生き残ってきた粘り強さは、東北人のなせる技でしょうか。派閥は細田派。

もともと材木業を営んでいたとのことで、当選2期目くらいまでは農林水産関係の委員を務めることが多かったようですが、3期目以降は様々な役職に就いています。2008年福田内閣と麻生内閣で環境副大臣。

東日本大震災では自宅が半壊したそうです。2011年には東日本大震災復興特別委員会の委員となり、昨年から委員長を務め、復興に関しては当事者でもあることから、今回の就任につながったのかもしれません。


就任の挨拶では、

「被災した者のひとりとして、被災者の声に真摯に耳を傾け、痛みや苦しみ、思いを共有し、復興に全力で努力してまいりました。改めて復興大臣として、これまでの安倍内閣の方針に従い、現場主義に徹し、被災地の意見をよく伺い、被災者に寄り添いつつ、復興の司令塔としての機能をしっかり果たしながら、復興をさらに加速化させてまいります」

と述べています。

やはり「被災した者のひとり」である事実はとても重くて、まさに被災者に「寄り添う」ことのできる人だと思いますし、そうあることを期待します。

あと、「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」に所属しているようなので、今年の夏も、ぜひ参拝してもらいたいものです。こちらも期待します。