今村雅弘復興相更迭・辞任。そもそも資質なし 2017/04/25

「ゲス不倫」宮崎謙介議員、「おんぶ政務官」務台俊介議員、「重婚・ストーカー」中川俊直議員、「学芸員はガン」山本幸三議員…このところ不祥事、不適切発言が続発の自民党で、「激昂議員」今村雅弘復興相がまたも不適切発言。

「まだ東北で、あっちの方だったから良かった。首都圏に近かったりすると、莫大な、甚大な額になった」

そして即日更迭・辞任。

以前、福島から自主避難している人たちに対して「自己責任」などと発言し、取材記者とのやり取りの末ブチ切れて、のちに謝罪・撤回に追い込まれていました。舌の根も乾かぬうちに、またしても「東北でよかった」発言です。

そもそも、東北であろうがなかろうが、大地震がおこっていい場所なんてあるわけがないのに、どういう思考回路なのか、本当に不思議です。普段からそう考えて復興相を務めていたのだろうと想像できます。

前の「激昂」したこと自体は、取材記者の術中に嵌められた感じで、情けないことではありますが、それほど非があったとは思いません。問題は「自己責任」発言を引き出されてしまったことで、それは今村雅弘議員の根本の考え方が明らかにされた時でした。引き出した記者が偉いというべきでしょうか。

自民党の驕り、慢心だとか、気の緩みだとか言われますが、今村雅弘議員にはそもそも大臣としての資質に欠けていたのは明らかです。驕りも緩みも関係ありません。

組織が大きくなると、人も玉石混交になりがちなので、こういう人たちもでてくるとは思うのですが、国民の代表であり、国民生活を良くするための仕事なのですから、もう少し自覚を持ってもらいたいものです。

またここで野党が任命責任がーと安倍首相への攻撃を始めるでしょうから、即座に更迭したことで、攻撃をかわしやすくはなります。それでも野党からの攻撃は激しいものがあるでしょうし、26日の衆議院での審議は開かれないようですが、今後の国会審議が紛糾するのは避けられないでしょう。

こんなことでガタガタするのは本当にやめてもらいたいものです。森友もやっと下火になったというのに。